テレビのVOD仕様統一で北京五輪商戦を狙う

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20070319/129128/

テレビのVOD仕様統一で北京五輪商戦を狙う
テレビの高コスト化で普及には疑問も

 「消費者不在の議論になるのは避けたい。規格の統一は正しい方向と考える」(機器メーカーの技術者)。

 これまで二つの団体が独自に策定していたネットワーク・テレビ向けVOD(video on demand)規格が,国内で統一される見込みとなった。2008年の北京五輪商戦に投入するテレビへの搭載を目指し,仕様を固める。実現すれば,今まで専用セットトップ・ボックス(STB)を通じて実現していたIP網経由のVODサービスを,テレビ単体で受けられるようになる。

国内でこれまでVOD規格の策定を主導していたのは,一つはNTTやKDDIなどの通信事業者が主導する非公式団体「IPSP」,もう一つはAV機器メーカーが主導する団体「デジタルテレビ情報化研究会」である。